当施設の意義について

query_builder 2022/02/09
脳梗塞リハビリコース
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こんばんは!


リハビリ&トレーニングスタジオ リッチライフ徳島の田尾です🙇‍♂️


今回は、なぜ当施設のような自費リハビリ施設が全国的に拡大しているのか?

なぜ必要なのかについて説明したいと思います。


⬛︎脳梗塞を発症した際の流れ


脳梗塞を発症したらまずは救急搬送され、急性期の病院で

治療が開始となる場合がほとんどだと思われます。

そこで生命の危機を脱した後は、地域の回復期リハビリテーション病院での

リハビリを中心とした入院生活がスタートします。


病院での入院やリハビリは原則「医療保険」でサービスを

受けることができます。

しかしそれは期限の制限があり、脳梗塞と診断がついた日から

150日(高次脳機能障害がある場合は180日)しか入院することが

出来ない制度となっています。


そのため、回復期リハビリテーション病院では

自宅復帰を目指したリハビリが行われますが、脳梗塞の後遺症で

もっとも多いとされている麻痺の程度によっては、

麻痺側の機能訓練ではなく非麻痺側での身の回り動作の獲得を

中心としたリハビリが多い病院もあります。

リハビリ室ではベッドに患者様を一律に寝かせて

マッサージやストレッチなどを行なっているといった光景が

今だに多い所もあると聞きます。


制度上、決められた期限の中で優先順位をつけることは

とても必要なことではあるとは思います。

しかし、麻痺側を使用せず非麻痺側だけで生活することは

かなりの努力を要し、身体的にも精神的にも疲れ果ててしまう方も

多いです。


さらに非麻痺側を努力的に使用する事で

「半球間抑制」といった損傷脳の抑制が起こってしまいます。

これが続いてしまうと損傷脳はどんどん抑制が進み、麻痺側の動きが

悪くなってしまったり、痙縮(手足のつっぱり)が増強してしまいます。

すると、交感神経が優位になり痛みや不眠などの悪循環につながるケースもあります。



脳梗塞に限らず、リハビリはとても大きな労力を要します。

昨日まで動いていた体が全く動かない。頭でわかっていても

実際の体の動きが思うようにいかない。などといった経験を

されている方がほとんどだと思います。

そのため、私たちのような医療職は患者様のモチベーションを

高めれるよう、目標を決めて細かな説明を行い

納得のいくサービスを受けてもらえるよう二人三脚で

サポートさせて頂く必要があると思います。


当施設の利用者様の中には、回復期リハビリテーション病院に

入院してすぐに

「この麻痺は良くならない。麻痺をしていない右手・右足で生活動作を獲得して、左足は転倒しないように装具は外さないように」と

主治医から告げられた方もいます。


こういった事をリハビリを開始する目前に告げられると

リハビリに対するモチベーションが上がるはずもなく

自暴自棄になってしまったり、諦めてしまう方が多いと思います。



近年の脳梗塞リハビリ業界では、発症から半年で回復はしないといった

常識が覆されており、発症から数年経った方でも見違えるように体に変化がある方もいます。


これを脳の可塑的変化といい、ノルウェーの神経解剖学者のAlf Brodaが自分が脳梗塞になった体験から、 1973年に唱えだした比較的新しい概念です。脳の細胞は一度失われる2度と再生することはありませんが、脳への刺激により、脳細胞の配列が変化し、損傷していない部位が壊死した細胞が担っていた機能を代替し、運動の記憶が戻る、つまり運動機能が回復されていくという理論に基づいています。


そのため、脳梗塞の後遺症は麻痺側のリハビリが

とても重要になります。

当施設は後遺症改善を諦めないといったコンセプトを掲げ

発症から数年、十数年経過した方に徹底した麻痺側のリハビリを提供しています。


脳梗塞を発症して諦めてしまう方も多いとは思いますが

継続してリハビリをすれば必ず変化は出ると思います。


徳島で脳梗塞の後遺症やリハビリにお悩みの方は

ぜひ当施設にご相談ください。

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